Rika Fukui(SWH)

子供のころから国際協力に興味があったのですか??

はい、確かあれは中学校2年生のときだったと思うのですが、図書館で偶然「花嫁を焼かないで―インドの花嫁持参金殺人が問いかけるもの」という本を目にしたんです。その本の内容があまりに衝撃的で。。。。。インドでは結婚するときに花嫁が婚家に持参金を持っていく習慣になっており、その金額が気に入らないと花嫁は、婚家から殴る蹴るの暴行を受け、果てには焼き殺されるという事件が実際に存在するということがとてもショックでした。今私は日本に暮らしていてとても幸せだけど、世界のどこかには「女性」だからという理由で、理由もなく暴力を受けたり、殺されたりする人がいる。そういった女性差別をなくしていきたい、すべての女性たちが自信を持って生きることのできる社会を築きたいと思うようになりました。こういった思いが、国際協力への道の原点だったと思います。

SWHとの出会う前はどんなことをされていたのですか??

私は大学時代は国際協力や途上国の女性問題について学んでいたのですが、社会人になるときに私はどういった専門分野から今後国際協力に携わろうと考え、金融という専門知識を持って活動していきたいと思ったんですね。そこで卒業後、すぐに国際協力の道に入るのではなく、銀行に入るという選択をしました。そこでは民間企業という観点から社会人経験をたくさんさせていただきました。特に法人営業だったことも、たくさんの会社の方と接することができ、とても楽しい5年間だったと思います。しかしあるとき、世界銀行元副総裁の西水美恵子氏の「国をつくるという仕事」を本を読んでこれまた衝撃を受けました。実際にご本人にも会う機会に恵まれ、いろいろお話を聞かせていただきました。その中で世界で起きている問題は「悪統治」が原因だとの指摘がありました。つまり、「政治」ですね。親戚にも政治家なんていないですし、今まで政治なんてまったく興味がなかったのですが、国をつくる、その根本の「政治」について勉強したいと重い、銀行を辞めて「松下政経塾」の門をたたきました。

松下政経塾ではどんなことを学ばれましたか??

松下幸之助塾主は、政治というものを「経営」という観点から捉えておられるんですね。つまり政治というのは、国家経営だと。経営の神様である松下幸之助塾主の経営観を中心に学ばせていただきました。とくにその中でとても勉強になったのが、「人間を考える」ということでした。人間というものがどういうものなのか、そこを洞察することから全ては始まると。また、松下政経塾では全期間は4年なのですが、2年目の後半になると各自の志に基づき、自由に活動ができるようになります。その期間の中ではもともとの自分の志である女性支援を行っている団体の中でインターンをさせていただきながら学ばせていただきました。社会企業家の生みの親となったビルドレイトンが創設したアショカ、児童買春の問題に取り組むかものはしプロジェクト、途上国の妊産婦のサポートを行うジョイセフなどで学ばせていただきました。

 SWHとの出会いは??

インターンを経験する中で、私の知り合いが代表の石原さんと知り合いで、紹介してくれたんです。早速連絡を取ると、すぐに快く会ってくれました。そこから話が弾んで事務局長としてお手伝いすることが決まりました。SWHはラオスとネパールで女性の自立支援のサポートをしている団体と聞いて、まさにやってみたいこととドンぴしゃりだったんです。

実際にラオスにいってみてどうでしたか??

SWHと出会って初めてラオスに行きました。今まで24カ国ほど旅したのですが、ラオスはどの地域とも似ていない穏やかな時間が流れている国でした。実際にセンターに通うようになると、女の子たちはとってもシャイで、やさしくて、ピュアな子達ばかりでした。特にセンターには障がい者の子たちが多いのですが、困ったことがあるとみんなで助け合っていて素敵だなと思いました。私がSWHに入ってからは主に、手毬アクセサリーを現地で指導していますが、みんな手先が器用で、すぐに上達してしまいました。刺繍や裁縫が身近にある彼女たちの技術は、日を追うごとどんどん上達しています。これから色んな企業から製品を受注していくと思いますが、彼女たちの生真面目さ、手先の器用さを活かしていければと思います
FUKUI RIKA プロフィール
◆福井 里佳(ふくい りか) 岐阜県可児市出身。一橋大学社会学部卒業。三井住友信託銀行の年金業務に従事し、5年勤めた後、世界銀行元副総裁の西水美恵子氏との出会いから、「困難に直面する世界中の女性が、自信をもって自分らしく生きることのできる社会の形成」を志し、2016年4月に松下政経塾に37期生として入塾。小さい頃から世界中の文化や伝統に興味があり、中学の頃から行き始めた海外旅行はすでに24ヵ国に及ぶ。 2017年3月には、国連で毎年開かれるCSW61に参加し、世界中の女性が集まる会議で、各国の女性が置かれている立ち位置や女性活躍推進施策を知る。 かものはしプロジェクト、JOICFP(ジョイセフ)、アショカジャパンでインターンを経験した後、現在は、女性の自立支援をテーマに、「Support for Woman’s Happiness」で事務局長を務め、日本、ラオスを拠点に活動している。

コメント

  1. […] 2017年はラオス大好きな大学生インターンが泣きながら頑張って笑、布ナプキン、学校制服、ポーチ、巾着、ハンカチ、マスク等、ミシンを使った製品を試行錯誤しながら作った1年。2018年に事務局長の福井が本格的に入ってくれて、組織の整備やオーダーの管理など現場に必要な指導を実施してくれ、混乱しがちな現場を整理してくれたことで毎月のスケジュールを意識できるようになってきました。そして㈱CANさんから手毬のオーダーを頂けるようになり作業所の人数も増え、新たに大きな作業所をかりて移転しました。障がい作業所ソンパオには18名の女性が所属しています(2018年12月現在)。 […]

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